2011年3月27日日曜日

性被害防止:賃貸住宅契約の女性に手口や対処法紹介 県宅建協会がDVD上映 /福岡

 ◇県警監修
 進学や就職などで、春は女性の1人暮らしが増える時期。県宅地建物取引業協会(福岡市)は今春から、マンションなど賃貸住宅を契約する女性に、性犯罪の手口や対処法を紹介したDVDを見てもらう取り組みを始めた。性犯罪の被害防止を目的としたDVDの制作は全国初。県内は性犯罪の発生率が高く、被害防止に向けた取り組みとして注目されそうだ。
 DVDは県警や県、同協会の加盟業者などでつくる「子ども?女性安全安心ネットワークふくおか」が制作。全11分で、実際の事件を基に、屋内外での危険な状況や、襲われにくい行動を紹介している。
 屋外では「イヤホンで音楽を聞きながら一人歩きすると狙われやすい」と指摘。道を尋ねられた時は▽自転車に乗っている場合は降りて相手の反対側に立つ▽相手が車に乗っている場合はナンバーを確認する??などの対策を紹介した。
 また▽オートロックマンションや玄関の鍵を開ける際には周囲を確認する▽高層階でも施錠する▽帰宅後は靴を脱ぐ前に施錠する??なども列挙した。
 県は人口10万人当たりの強姦(ごうかん)事件の認知件数が、05?08年の4年連続で全国ワースト1。09年は減少して5年連続を免れたが、依然、発生率は高い。
 同協会はDVDを5300枚購入し、全会員に配布。契約書作成の待ち時間などに、見てもらうよう呼び掛けている。協会は「県内の不動産業者の85?90%は会員。1人暮らしを始める若い女性の多くが立ち寄ることになるので、被害防止に有効ではないか」と話している。問い合わせは、県警生活安全総務課(092?641?4141)。【江田将宏】
〔福岡都市圏版〕

3月26日朝刊

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引用元:セキヘキ(Sekiheki) 情報局

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